昨日は、ポンコツアルバイトの話を書きました。
たくさんの方が笑ってくださったみたいで、よかったです(笑)
今回は予告通り、そのポンコツが、数年後どうなったかと目的意識に関する内容です。
スポーツや会社員時代の結果としては、全国優勝や全国売上1位などの実績を出すことができていました。
もちろん過去の実績を自慢したいわけではないです。
ぼくの場合、最初から大きな目的や目標を掲げていたわけではないんです。
1日でバイトを辞めていた人間が、なんで競争のある場所で勝ち上がれるようになったのか。
今日は、その話を書いてみます。
「将来の夢は?」が、ずっと苦手
「将来の夢は?」「目標は?」
みなさんも一度は聞かれたことがあるんじゃないでしょうか。
ぼくは苦手でした。規模感が大きいんですよ。
そこまでどうやって行くのかというステップが描かれていないケースが、本当に多い。
例えばスポーツ。
いつも地区予選の1回戦、2回戦で負けているチームがあったとします。
負けることが悪いわけじゃありません。ただ、実績としては勝てていない。
そのチームが、こう言うわけです。
「今年の目標は、全国優勝です」
ほんと??
もうそれ、目指すことが目的になっているんです。
ぼくは自分がやっていた競技で、監督やコーチもしていました。
もう毎回みんな言いますね。全国優勝!全国制覇!
ぼくは必ずこう聞きます。
「全国1位の人たちがどれくらい練習しているか知ってるの?」
「その練習量以上のこと、みんなができるのかどうかをまず確かめよう」
こんな話です。
何かを目指すということは、行動と一致させないと、なりようがない。
漠然と優勝を掲げる。掲げた後に行動が伴わない。だから結果も伴わない。
ということですね。
ワンピースのルフィは何の根拠もないのに「海賊王になる!」と言っています。
ただ、冷静に分析をしてみると、幼少期にガープから英才教育を受けているなど、一定の土台があります。
本人が無自覚のうちに、ちゃんと海賊王を目指していけるだけの土台は作れていますよね。
それでもまだ、なれるかわかりませんが。
ぼくの場合、仮に大きな目的や目標を掲げたとしても、どんな行動をしていけばいいかわからなかった。
でも、何か大きなものを掲げなければいけないと思ってしまっていた。
結果的に、面白いことに、何も行動しなくなっていた。
という状況でした。
なりたくない姿から考える
そんなぼくを変えたのが、この考え方です。
「では、なりたくない姿は何か」
みなさんも自分に聞いてみてください。
なりたい姿ではなく、なりたくない姿ってどんなものか。
意外とイメージしやすいと思います。
たとえば「どのくらいお金持ちになりたい?」と聞かれると、ちょっと分からなくないですか。
だからお金がないことで困る自分を想像してみる。
食べるものに困る。住む家に困る。遊びに行けなくなる自分など。
お金がないことでできなくなることを想像します。
そして自分に対し、そうなってもいいのかどうかを聞いてみてください。
YESなら引き続き何もしなくていいです。
NOなら、では何をすればそうならなくて済むのか。
どんな行動をすれば、そうならないのか。
この辿り方だと、漠然と大きな目的や目標を掲げるよりも、小さい行動を積み上げやすくなります。
ぼくは会社員時代のスタートは営業職でしたが、正直最初はやる気なんてなかったですよ。
とはいえお金をいただくわけなので、最低限のことはやっておく必要はありそうだな。
なりたい姿は別にないけど、まぁ、さすがにランキングでビリは嫌だな。
ビリの人って、どんな行動しているんだろう。
それを真似しなければ、とりあえずビリは回避できそう。
このような辿り方です。
この辿り方、当時のぼくにとってはめちゃくちゃよかったです。
だって目的や目標がビリにならないことなので、行動しなければならない内容のレベルがめちゃくちゃ低いんです。
だから行動していても、できなかったことより、できたことの方が多くなります。
できたことが積み上がると、不思議なもので、どんどん自分に変化が起きてきます。
気がつくと、自分の中に小さな成功体験が積み上がります。
できる・達成する感覚を大切に
自分がどんなに好きなことでも、できない・達成しないが続くと、つまらなくなるものです。
だからぼくは、特に初めて何かに取り組むときには、まず最初に「できる・達成する」を設計します。
なりたい姿から入る人は、比較対象が上位の人になるんです。どんなに行動しても、できる人との比較になる。自分ができないことの連続なんですよね。
それが重なると、テンションが下がって。ああ、自分はできないやつなんだ。そう思って、行動しなくなる。
まず、できる・達成する感覚を自分に感じさせましょう。
なりたくない姿をきちんと描いてみる。
そうならないために1個行動する。
1個できた。すごいね。2個目もできた。やった。
もっとそうならないためには、あと何個かやっておいたほうが、確率上がるんじゃない?
ならなくて済むなら、もうちょっとやっとこうかな。
2個、3個、4個、5個。
そうして月日が経つと、どうなっているか。
自分のなりたくない姿が、まったくイメージできなくなるんです。
イメージできなくなっていて、かつ行動が積み上がっている。つまり、成功体験も出ている。
人間って面白くて、そうなると「もっとこうなりたい」に変わっていくんですよね。
なりたくないなと思っていた自分の器があって。それが成功体験で満たされて。
溢れてくる。
なりたい姿が生まれるのは、この瞬間です。
こうなって初めて、海賊王を目指すという話になっていきます。
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新庄監督も、このようなことを言っていました。
いきなりシリーズ優勝なんて目指さない。やることを毎日毎日積み重ねていって、あれ、もう一つ二つ階段を登ると優勝を目指せるところに来ちゃったね、じゃあついでに目指そうか。
こんなやり方です。
ポンコツアルバイターだったぼくが仕事にのめり込めたのは、もちろん目的を掲げたからです。
ただ、掲げた目的が「海賊王になる!No.1になる!」ところから入っていない。
営業成績ビリは嫌だな。スポーツで言うと、試合に出られないのは嫌だな。
海賊の話だったら、ちょっと、あの、自分に懸賞金がかからないのは嫌だな。
そもそも海には出ておきたいな。
そういうところからスタートしてみると、意外と目的と行動が一致しやすくなります。
なりたいものではなく、なりたくないものをイメージして、小さな行動から積み上げてみる。
もちろん、なりたい姿を描いてそこに向かって行動できる人はそうしていけばいいと思います。
今のぼくは明確にやりたいことも、なりたい自分も、みなさんになってほしい姿も描けています。
ただ、昔は違いました。
なりたくない姿から自分の行動を設計してみる。
ぜひ試してみてください。
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